ホーム > 海図のはなし > 海図のはじまり > ちょっと変わった海図

海図のはじまり

ちょっと変わった海図
ミクロネシアのマーシャル諸島では椰子の葉の枝柄に穴のあいた小石や貝殻をくくりつけた「スティックチャート」と呼ばれる海図が19世紀から20世紀初頭まで島々の住民に伝えられ、実際に使用されていました。
小石や貝殻は島や環礁を意味し、椰子の枝柄は地図の骨組みであるとともに、海流やうねりの方向を示しているのです。

アウトリガー式カヌー

アウトリガー式カヌー1700~1800年代にかけて、この海図を使ってマーシャル諸島の海をかけ廻った。
船の長さは6~8m、中央のハウス状の空間には、30~40人が乗船可能であったという。

スティックチャート

スティックチャート
(海洋情報部所蔵)

前へ

次へ

海図のはじまり一覧へ戻る

海図ネットショップ